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花粉症による頭痛にはロキソニン?市販薬でも効果はあるの?

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春先になると花粉症の人には

毎年つらい症状があらわれますね。

 

中には、花粉症で頭痛が起きるという人もいます。

 

頭痛に効く薬と言えばロキソニンが思い浮かびますが、

花粉症の頭痛にも効くのでしょうか?

 

実は、花粉症による頭痛のほとんどは

副鼻腔炎が原因のため、ロキソニンは効きません。

 

頭痛の原因が偏頭痛や緊張型頭痛であれば、

ロキソニンが効く可能性があるようです。

 

できれば医師に診察してもらうと安心ですが、

市販の薬でも原因にあった薬を服用すれば、

効果が出る可能性もありそうです。

 

 

花粉症で頭痛になったら、ロキソニンは効く?効かない時はどうするべき?

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花粉症による頭痛では、

風邪をひいた時のように頭に鈍痛を感じたり、

偏頭痛に似てズキズキと痛みを感じたりします。

どちらもつらい症状ですね。

 

そもそも花粉症で頭痛が起きてしまうというのは、

どうしてなのでしょうか?

 

花粉症で頭痛になる人の多くは、

副鼻腔炎になっている可能性が高いと言われています。

 

副鼻腔炎とは、副鼻腔に膿などが溜まってしまうもの。

 

副鼻腔は顔の左右にそれぞれ4つずつある空間で、

鼻とつながっています。

 

副鼻腔の表面は薄い粘膜でできていて、

そこから粘液を出していて、その粘液は

自然口と呼ばれる通り道を通って鼻から外に排出されます。

 

しかし、花粉によって鼻水や鼻づまりの症状が出たり、

鼻の粘膜が腫れたりすると、副鼻腔と鼻の間の自然口が

ふさがってしまう場合があります。

 

そうなると、排出できなくなった粘液が

副鼻腔の中に留まってしまい、そこに

細菌やウイルスが繁殖して膿がたまり、

副鼻腔炎になります。

 

副鼻腔に膿がたまると、腫れて

鼻や目の奥、頬の裏、おでこなどが痛くなったり、

膿が鼻水と一緒に出てきて、

黄色いネバネバした鼻水になったりします。

 

この痛みがおでこなど頭に近いところで起きると、

頭痛と認識されます。

 

他にも、鼻づまりによって血流が悪くなり、

酸欠状態になって頭痛を引き起こす場合もあります。

 

花粉症で鼻づまりがおきると呼吸がしにくくなり、

脳内の血の巡りも滞って、酸欠になりやすいのです。

 

また、鼻の粘膜がはれ上がって、

酸素を取り込む量が少なくなり、

酸欠になる場合もあります。

 

酸欠になると、頭が重く苦しいように感じて、

結果的に頭痛になります。

 

どちらの場合も、

鼻の症状によって頭痛が起きるようですね。

 

それに対して、

頭痛によく効くと言われるロキソニン

どのようなメカニズムなのでしょうか。

 

まず、ロキソニンとは 

「ロキソプロフェン」という成分を含む、

解熱鎮痛剤のことを指します。

 

安全性が高く、効果が強力でしかも即効性があるので、

色々な症状に対して処方されます。

 

一般的にも、

よく効く痛み止めとしてよく知られていますね。

 

ロキソニンが痛みを緩和するメカニズムは、

発痛物質の生成を阻止するというものです。

 

炎症や発熱をひき起こすプロスタグランジ

という発痛物質ができるのを阻止することで、

炎症を鎮めて痛みや腫れをおさえたり、

熱を下げたりする効果があります。

 

多くの花粉症による頭痛では、

副鼻腔に炎症が起こり、膿が溜まって

痛みを感じるということでしたね。

 

発痛物質が作られる訳では無いので、

ロキソニンを飲んでも効果は期待できません。

 

花粉症の時期に、

偏頭痛や緊張型頭痛が起きた場合なら、

ロキソニンを飲んで痛みが治まる可能性があります。

 

偏頭痛はこめかみの周辺にズキン、ズキンと

脈打つような痛みが出るもの。

 

毎月や毎週など、繰り返して起きる特徴があります。

 

また、緊張型頭痛というのは、

頭や首、肩の筋肉が緊張して起きる頭痛です。

 

ギューッと締め付けられるような痛みがあり、

徐々にその範囲が広がっていくと言われています。

 

これらに該当するなら、ロキソニンが効くかもしれません。

 

ただし、ロキソニンを飲むと、

胃腸障害や眠気、頭痛などの副作用が出る人もいるようなので、

特に初めて飲むときは注意が必要です。

 

ロキソニンの効かない副鼻腔炎の疑いがあるなら、

耳鼻科で診てもらうのがおすすめです。

 

どうしても病院に行く暇がないなら、

市販の副鼻腔炎の薬を試してみるという選択肢もあります。

 

例えば、

「ロートアルガード鼻炎内服薬ゴールドZ」や

「チクナイン」などが販売されています。

 

ただ、副鼻腔炎の症状は

風邪やアレルギー性鼻炎に似ているので、

あなた自身で判別するのは難しいかもしれません。

 

できれは耳鼻科に行って、

お医者さんに診断してもらう方が安心ですね。

 

 

花粉症の時期は春だけじゃない!?冬でも花粉症になる可能性がある!

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頭痛の原因として花粉症を疑うのは

一般的には2月や3月の花粉症シーズンですね。

 

しかし、実は春だけでなく

冬も花粉症になる人がいるのです。

 

日本人にはスギやヒノキの花粉症の人が多いので、

スギ花粉やヒノキ花粉が最もよく飛ぶ春が

花粉症の時期と考えられていますが、

花粉は一年中飛んでいます。

 

例えば、スギ花粉のピークは2~4月ですが、

実際には秋の9月頃から少量ですが飛散しているそうです。

 

また、ブタクサは9月、10月の秋が花粉飛散のピークですが、

冬にも飛んでいると言われています。

 

花粉症の原因になりえる花粉を飛ばす植物の種類が多く、

それぞれのシーズンに花粉が飛んでいるので、

一年中何かしらの花粉が飛んでいると考えられます。

 

春先ではなくても、毎年同じ時期に

鼻水、目のかゆみなどの症状が出たり、

頭痛が起きたりするなら、

花粉症を疑ってみる必要がありそうです。

 

疑わしいけれど

定かではないという場合は、

アレルギー検査をすれば

花粉症かどうかがわかりますよ。

 

 

まとめ

花粉症で鼻水や鼻詰まりが酷く、

さらに頭痛にまでなったら、

日常生活にも支障が出てしまいそうです。

 

頭痛だからと安易にロキソニンを飲まずに、

その原因に合わせた薬を飲んで、

早く治したいですね。